世界幻想名作集 (河出文庫 し 1-25)

著者 :
  • 河出書房新社 (1996年10月1日発売)
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本棚登録 : 180
感想 : 12
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フランケンシュタイン、鼻、黒猫、ジキル博士とハイド氏、変身は知ってたり読んだことがあったり。

『砂男』はオッフェンバックのオペラ『ホフマン物語』のオランピアの幕の元ネタはこれか、と途中で気付いた。一番好きな幕です。
『スペードの女王』もチャイコフスキーのオペラで有名だけど、初めて読んだwオペラのほうも見てみようっと。

リラダンの『ヴィルジニーとポール』の中井英夫による訳は、素晴らしいと感じた。
原文を知らないのでちょっと無責任な発言になるかもしれないけど、翻訳の不自然さがなくて読みやすく、かつ詩的で、夜空にうかぶ銀色の月の光みたいに、ページが眩く輝いているような気さえする。

一部の作品を除いて要約である点と、解説が少な目なのが残念。
だけど、導入としてはいいと思う。興味をもった作品については全文にあたってみたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 娯楽
感想投稿日 : 2012年4月16日
読了日 : 2012年4月16日
本棚登録日 : 2012年4月16日

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