学校や家族に馴染めない違和感。歪んだ適応をして醸成された孤独と狂気の世界。それらを五感を使い生々しく表現する。
彼女の怯えを、不躾に晒される嘲りと蔑み、あるいは憐れみの視線を、行き場の無い衝動に身悶える苦しさを、体感するが良い。全く知らない感覚ということはないはず。
浸食されて、読んでいるこちら側まで人間不信になりそうです。怪作です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年5月17日
- 読了日 : 2015年5月17日
- 本棚登録日 : 2015年5月17日
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