この本が、世界に存在することに (ダ・ヴィンチブックス)

著者 :
  • KADOKAWA(メディアファクトリー) (2005年5月1日発売)
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本棚登録 : 1226
感想 : 259
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本にまつわる9つの短編ストーリー。
手放しても戻ってくる本、盗んでしまう程手に入れたかった本。
本との距離は人それぞれ異なるが、決して誰も「こんな本読まなければ良かった」と思っていない。

私もきっとそう。合わなかったなーと思う本は多々あるか、読まなければ良かったと後悔する本はなかった。
最後の角田さんのエッセイに、何だか安心させられた。
「世の中に私の五百倍、千倍の本を読んでいる人がいて、そういう人に追いつこうとしても無駄である、そんな追いかけっこをするくらいなら、知識なんかなくたっていい、私を呼ぶ本を一冊ずつ読んでいったほうがいい。(P236)」
読書する習慣だけは失いたくないな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 原本所有
感想投稿日 : 2020年9月29日
読了日 : 2020年9月29日
本棚登録日 : 2020年9月29日

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コメント 2件

sinsekaiさんのコメント
2020/10/25

この本は僕も大好きな本です。
本好きの友達にもプレゼントしたりしてます!
自分も読書が好きで、この本に出会えて本当に良かったと思いました。

はるちちさんのコメント
2020/10/25

私もこの本が大好きで、普段は図書館で借りてばかりいるのに、買い求めてしまいました。

私は「不幸の種」が1番好きですね!

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