地銀と中小企業の運命 (文春新書 1400)

著者 :
  • 文藝春秋 (2023年3月17日発売)
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P9 顧客と密着した関係性を築き、事業性への深い理解に基づき、顧客の課題に対して、付加価値を伴う解決策を見つけ出す「リレーションシップ・バンキング(リレバン)」
https://www.fsa.go.jp/policy/chuukai/0330gyosyubetu_00.pdf
↑業種別支援の着眼点
P31 「中小企業の事業再生等に関するガイドライン」
P74 真のバンカーとは「貸せる、貸せない」を判定する者ではない。どのような状況でも、信念に基づき、組織の戦略を実現するため、知恵の限りを振り絞り、研鑽と努力を惜しまず「必ず何とかする人間」である。
P87 「分からないことをわかるようにすべきだ」by山梨中央銀行支店長 経営者にとって最も大切なこと
P93 数字の先にいる人との関係、人の動きがどう変わるのかまで考え抜け
P95 駅弁はうちにしかできないこと。だから「やる」。一方、儲かるのは分かっているけど、社長がそれにかかりきりになってしまったり、ほかの事業者も簡単に追いつけるものは「やらない」。時間がもったいない。社長は「やる/やらない」をきめることが大切
P103 社長が「こうしたい。こういう問題がある」と思っている悩みを受け止め、現場だけでは解決できない問題を力を尽くして解決し、社長の目指しているところに進んでいく。
P104 営業と内部管理のシーソーゲーム
P122 ファミリービジネスは海外で研究が進んでいる。日本の節税、事業売却等は小手先のスキーム。ファミリー(創業家)、オーナー(株主)、マネジメント(経営者・事業)のスリーサークルがバランスよく機能する必要がある。
〜P128まで重要!
https://www.fe-mo.jp
P137 国の中小企業政策→中小企業を減らして効率化→集約・統合により有能な経営者が残る
有能な経営者を増やす→滋賀県SoFun
P159 チーム医療
P163 何かを得たければ、何かを捨てるしかない。それが「自分事」
P174 企業を「機能」の集合体としてとらえてみる
P191 クラウド化(システム化)の本質は、本来、人がやるべき仕事に人を戻すこと

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年6月2日
読了日 : 2023年6月2日
本棚登録日 : 2023年6月2日

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