狭き門 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1954年8月3日発売)
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本棚登録 : 1953
感想 : 170
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狭き門より入れ


信仰と愛はよく似ているが、過ぎた信仰は破滅を導く。のかな。
信仰を理由に愛を拒むアリサの行為は、なんだか試し行為のような気がして。
本当のところでジェロームを信じることが怖かったのかななんて。それが幼年期の母親の不倫というトラウマティックエピソードに基づくものだとしても。

愛とは身近な人の中に神を見出すことであって、神に身近な人を通して愛を向けることではないと思うの私は。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年1月24日
読了日 : 2021年1月24日
本棚登録日 : 2021年1月2日

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