草原の神々の黄昏

  • 筑摩書房 (1996年2月1日発売)
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本棚登録 : 15
感想 : 2

作者のモスクワ留学の経験を元に書かれた自伝的な小説。

作家たちの住む寮は、嘔吐と監視、異様な興奮と不穏な気配をはらんでいる。
冷やりとした気持ちになっていくけど、笑って読んでしまうところも多かった。
すごく変な雰囲気…!

美しいタイトルの内側には作者の激しい怒りがあったのだなあ。
恋人への約束を守ったことが、アルバニア人としての誠実さを持ち続ける誓いのように感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学 アルバニア
感想投稿日 : 2017年3月12日
読了日 : 2016年11月11日
本棚登録日 : 2017年3月12日

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