得する生活―お金持ちになる人の考え方

著者 :
  • 幻冬舎 (2003年12月1日発売)
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感想 : 64
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「市場経済において最大の資産は信用」
正に箴言
僕は子供達に小さなウソを積み重ねると信用を失うでって言ってます。
あの中国でもアリペイが信用をお金に変えようとして歴史的転換が起こってます(笑)
ただ担保取らずに信用を元に金を貸すというのは逆を言えば貸してもらえない=全人格の否定につながるわけですよねσ^_^;

アメリカの大学生が借金してでも大学を出るのは十分ペイする取引やからなんですよね。
日本の大学生が奨学金を借りて卒業した後に「家賃10万を払って月2万円の奨学金を返したら将来に備えて投資ができない」と言ってるのは既に論理が破綻してるわけです。
日本は大学で人的資本を積み上げるという発想がないのかもしれません。
何も考えずに大学を出ても貧困の連鎖は断ち切れません。

人的資本を積み上げる
労働生産性の高い市場参加者を生み出し続けることが今後日本の生きる道になると思います。
本当は教育が一番手っ取り早い労働生産性を上げる手段なんですよね。
全入時代でも猫も杓子も大学行けってその方法論が間違ってるだけで。

最低限の信用を積み上げながら人的資本を高める。
この本はキャッチーな見出しが並んでますが本書からこういう意図を僕は読み取りました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年4月15日
読了日 : 2018年4月15日
本棚登録日 : 2018年4月15日

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