永遠の仔(一)再会 (幻冬舎文庫)

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  • 幻冬舎 (2004年9月30日発売)
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【いちぶん】
そんなふうに悩むのを、おまえならわかるだろう?自分では怒れない子どもや、自分を責めてしまう被害者に代わり、社会がどれだけ本気で怒ってくれるのか……そのことが、大事なんだ。家族や身近な人間が怒ってくれることも大事だが、それができない家族もいる。家族が加害者の場合もある……。だからこそ、まず社会ってものに、おまえは悪くない、もっと怒ってもいいんだと、認めてもらえることで、傷から立ち直っていける場合もあるんじゃないのか。
(p.254)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年8月28日
読了日 : 2019年8月28日
本棚登録日 : 2019年8月28日

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