映画として良くできている(ハリウッド的に)と思うのですが、個人的には良かった部分と、引っかかった部分がある映画でした。
■良かったところ
・配役がぴったり、特に主役3人がドはまり。
ショーン・ペン ミシェル・ファイファー ダコタ・ファニング
・ショーン・ペンの演技がよい。
・なぜかビートルズの曲が軸となっており、全編でビートルズの音楽が流れており、ビートルズファンとしては観ていて気持ちいい。
・過去映画へのわかりやすいオマージュ。クレイマークレイマーなどに、にやりとさせられる。
■ひっかかったところ
どうしても子育て経験者としては、一人で子どもを育て上げる大変さが想像するだけでとんでもなく大変なはずなので、この映画にリアリティを感じられず、入りこめなかったです。
また障碍のある主人公について、天使のような表現(カラマーゾフ兄弟のアリョーシャ的)をしていますが、障碍者側の目線で見た場合、障碍者だからといって天使的なピュアさだけをステレオタイプに押し付けられても困るだろうな、人間的な明るい・暗い部分があるはずなので、そこを全て受け止めるような部分も欲しかったなと、これは限られた映画の時間で表現するのは難しいし、メインストーリーからすると省かざるを得なかったのだと思いますが。
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- 感想投稿日 : 2023年10月19日
- 読了日 : 2023年10月19日
- 本棚登録日 : 2023年10月19日
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