常磐ハワイアンセンターは滅びる炭鉱からできた。
炭鉱の女性たちがフラガールとなりはばたくが、成功の裏には多くの困難があった。
炭鉱員達のハワイアンセンターへの敵対心、炭鉱自体の衰退。
いままで産業を支えてきた男たちのプライドと新しく女性として自立しようとする蒼井優ら主人公達、都落ちの松雪泰子。
ストーリーやキャラクターが分かりやすく、コミカルに楽しく、テンポよく進む。
この笑いと小気味の良さが素晴らしい。イナセです。
映画自体が爽やかで一本木。
全体が澄み切った感じなのは、ストーリーや演出もだが、
蒼井優のフレッシュな演技によるところも大きい。
登場人物達は女たちが元気で生命感にあふれてる。人生を精一杯生きている。
平山まどか(松雪泰子)、谷川紀美子(蒼井優)、谷川千代 (富司純子)は、それぞれ激しく対立しているが、最後には皆気持ちが合う、そこに感動が生まれる。
それに対して、男たちはなんだかふわふわ女たちの周りをただよっている。
吉本紀夫(岸部一徳)、谷川洋二朗(豊川悦司)
岸部一徳の飄々としたところが、物語の出汁のような効果をだしていて。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年2月9日
- 読了日 : 2021年1月27日
- 本棚登録日 : 2021年1月27日
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