男と女の中間の性、インターセックス。
人を人として接すること。
普通の人と異なる境遇に追い込まれる本人と家族、そして周りの環境の辛さ、それを乗り越える勇気と強さ。
一度は手に取り読むべき価値があると思える本です。
難しい話を学術論だけにせず、ミステリー的なストーリーを絡めることで読者にもイメージしやすくしています。
難しい問題が山ほどありますが、人が意識する単位が地域、日本、世界、地球と大きくなっていく中で、特に日本人が暗に避けてきたことを意識できる訓練にもなると思いました。
良書です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学・評論
- 感想投稿日 : 2012年7月21日
- 読了日 : 2009年5月7日
- 本棚登録日 : 2009年5月7日
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