東洋史観でみる結婚運のすべて

  • マガジンハウス (1996年9月1日発売)
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 自分の命式(三柱)から結婚運を読む方法・及び相手との相性・結婚運などを判断する方法を詳しく解説。
 基本的には十二支の「半会 支合 害 冲 刑」及び天中殺で見ます。
 時柱を使わず天中殺を使うということは、「算命学」です。
 算命学を習うと、十二支の「刑冲破害」などの表が出てきます。これを具体的にどう使うのかよく分からなかったのですが、本書では1冊まるごと使って実例を挙げながら徹底講義してくれます。
 こんな風に使うのですね。眼から鱗が落ちました。

  
 命式の月支と日支に「害」を持つと結婚運が悪い、とあります。
 私に関しては当たっています。
 ただ、算命学の理論通りに必ずなるというわけではありません。本書でも結婚運の悪い芸能人の例が色々挙げられています。
 検索してみると、確かに離婚された方もおられますが、離婚せずに現在でも結婚生活を継続している夫婦もおられます。

  
 本書ではもう一つ重要な秘伝が公開されています。
「カラーセラピー」です。
 カラーセラピーというからには色に関係するのかと思いますが、実は日干と月支から導き出されるラッキーな十干のこと。つまり、「調候守護神」のことです。
 現在入手できる算命学の入門書で守護神法のことまで解説されている書はあまりないと思います。こんなことまでサラリと書かれている本書は掘り出し物です。(但し、かなり簡易化されたものですが)

  
 私も算命学をかじって10年ほどになります。色々本も検索してきたのですが、本書の著者のバースディ喜多寺師の著書は全く検索に引っかかりませんでした。
「算命学」という言葉を使わず、「東洋史観」「バースデイ・エナジー」という言葉を使っているためと思われます。
 本書の他にも多数出版されていました。
 私は何冊か購入させて頂きましたが、本書が一番実践的で勉強になると思います。
 私にとっては埋もれた名人が書かれた秘伝書を運良く発掘した、というところなんですが、バースディ喜多寺師とは一体どんな方なんでしょうか。もう続編は書かれないのでしょうか。何だか2ちゃんねるでひどく叩かれていますが。
 公式サイトらしいものがあるのですが、ごちゃごちゃして非常に見にくいHPです。
   http://iching.seesaa.net/article/451271298.html

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 148 相法.易占
感想投稿日 : 2017年6月28日
読了日 : 2017年6月28日
本棚登録日 : 2017年6月28日

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