肉体に苦しみがなく、霊魂において平静である。それで十分充たされている。快とは道楽者の快でも、性的な享楽にある快でもない。われにパンと水さえあれば、神と幸福を競うことができる。われわれが快楽を必要とするのは、ほかでもない、現に快楽がないために苦痛を感じている場合なのであって、苦痛がない時、我々はもう快楽を必要としない。
人間の死は単なる原子の離散であり、苦痛も離散する。死の苦痛はない。死を恐れる必要はない。死はわれわれにとっては無である。われわれが生きている限り死は存在しない。死が存在する限りわれわれはもはや無い。
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カテゴリ:
世界史
- 感想投稿日 : 2023年4月11日
- 読了日 : 2023年4月11日
- 本棚登録日 : 2023年4月11日
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