自分がもつものに自信が持てず、信じきれなかった男の最後が描かれた5巻。
アドルフが得たもの。彼は4巻の襲撃直後のシーンで人間の弱さを説いています。弱い者は自分の大事な物を失うことを恐れる。だが弱いからこそ持てるものもある。弱さゆえの後悔も、家族を護りたいと思う心も、全ては弱さゆえに得たもの。他の班長とは違った、人間らしい悩みを彼は持っていました。人間が人間たらしめるものを描く上で今回の話は重要だったと思います。
ただ、そこまでやって人間の誇りをみせても蹂躙していくゴキブリ達。次に対するは、火星に後悔を残した男小町小吉率いる日米合同第一班。スズメバチ、アシダカグモ、ツバメとなかなか少年誌らしいラインナップでバッタバタとゴキブリ倒しますが、はてさて結果はどうなるか。調子に乗ったゴキブリ如きぶっ倒して欲しいです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年5月20日
- 読了日 : 2013年5月20日
- 本棚登録日 : 2013年5月20日
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