明治の初め、離婚率は今より1.5倍高かったが、明治31年の明治民法が発令され突然下がった。それまでのように簡単に妻を追い出すわけにいかなくなったからである。
夫支配妻服従、親孝行と服従、祖父母や先祖を敬い国家をひとつの家と考える思想は、終戦まで続く。でもとりわけ若い嫁はいくら能力があっても無視されていた。
この本は特別面白い。色んな階層の夫婦の具体例があげられているし、統計や結婚離婚の習慣の推移も具体的に紹介されている。
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- 感想投稿日 : 2011年6月1日
- 本棚登録日 : 2011年6月1日
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