わたしの美しい庭 (ポプラ文庫 な 16-1)

著者 :
  • ポプラ社 (2021年12月7日発売)
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本棚登録 : 12110
感想 : 799
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この本はブク友の くるたんさんに教えていただいたもの。
凪良さん 3作品目。

この本もよかったなぁ~。

凪良さんの作品にはいろいろな人が登場する。
別れた奥さんと新しい旦那さんが事故で急死。
その子供を引き取って育てる(一緒に暮らす)元旦那。
カミングアウトしたゲイ。
高校時代に事故で彼を亡くし、それから一人でいる女性。
その彼の弟。
いろいろな人が一緒の時間をいきる。

アパートの屋上には美しい庭、そして縁切りの神社。
悪い縁を縁切り。
でも、それは自分が信念を持ってはじめてかなう。

世の中にはいろいろな人や考え方がある。
そのことを理解し認め合わなければと思う。
そう考えることで自分の人生も変わるような気がします。
そのためにもいろいろな人の本を読みたいと思います。

この本を紹介してくださった くるたんさん ありがとうございました。。

メモ
p65 孤独死

p68 フリーサイズの恋

p109 茨城のり子詩集
たった一日っきりの
稲妻のような真実を
抱きしめて生き抜いている人もいますもの

p160 周囲の期待なんてものは、一つクリアしたら次が出てくる。

p180 かけた情けは巡り巡って自らに帰ってくる。

p186 他人同士なんて死ぬほどめんどくさいことを繰り返すことでしかつながっていけない。

p292 どんなに素晴しい主義主張も人の心を縛る権利はない。

p294 できれば「僕たちは同じだから仲良くしよう」より、「僕たちは違うけれど認め合おう」の方を勧めたい。

p297 手を取り合ってはいけない人なんていないし、誰とでも助け合えばいい。それは世界を豊かにするひとつの手段だと、少なくともぼくは思っています。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 生き方
感想投稿日 : 2022年10月27日
読了日 : 2022年10月27日
本棚登録日 : 2022年10月25日

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コメント 2件

くるたんさんのコメント
2022/10/27

いるかさん♪こんにちは♪

早速読んでいただき、素敵なレビューをありがとうございます〜♡

こちらも響く言葉がいっぱい溢れていましたよね。
凪良さんはいつも"定義"って何⁇ってとっぱらってくれる気がします。
自分が自分で居られることの大切さ、そして認め合う大切さが伝わりますね♪

いるかさんのコメント
2022/10/27

くるたんさん こんにちは。。。

本当に良い本を紹介してくださり、感謝感謝です。

自分が自分らしくいられること。
でもアウティングで、命を亡くしてしまうことも。
みんなが認めあえる世界。
まだまだ時間がかかりそうですが、いろいろなことを知って成熟した世界になって欲しいですね。
(多くのことを知っていることも大切ですが、自分の知らないことが世界中に沢山あることを知ることも大切だと思っています)

この本が多くの人に読まれる意味は大きいと思います。
本当 凪良さん すごいです。

この本に出会えたのも くるたんさんのおかげです。
本当にありがとうございました。。。

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