新ヒロインの追加、という大きな出来事がこの巻で漸く一段落着いたイメージ。いつもの勘違い展開ながら、ルカを底抜けに素直な良い子として設定したことで一味違う勘違いになっているのが魅力的。
少しハヤテの状況が変わった次の話で唐突にドキュメンタリー調にして必要なことを分かりやすく伝える上に多くのキャラクターを掘り下げ、最後に大きな展開まで持ってきた7話のセンスは素晴らしいと思う。
転じてルカ編を一段落つけるまでの間、相対的に他ヒロインの影が薄くなっているのが残念である。直接ルカと絡んでいるヒナギク、泉の二人すらあまり目立っているとはいえないのは、いくらルカを強く押し出さなくてはならないとはいえいささかバランスが悪いと思える。
また魅力の一つであるパロディ的なギャグも目立っていないのも難点である。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年10月19日
- 読了日 : 2011年10月18日
- 本棚登録日 : 2011年10月18日
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