東方花映塚までの本編に対し新聞記者である射命丸文の視点で書かれた新聞記事と、記事に関係するキャラへの再インタビューが中心。あくまで射命丸視点である上、インタビューに答えるキャラも東方ならではの真実の読みにくい応対をするため、本編の話を知らない状態で読むのはおすすめしない。本当だかどうだかもわからないように本編を深めることがむしろ魅力となっているので本編ファンには読んで欲しい。
記事の端に「博麗神主」が作曲した各曲へのコラムが載っていたり、記事にあるイラストに撮影協力として描き手を載せていたりと新聞記事らしさにも拘っているのも良い。載せきれなかったコラムがコラムだけでまとまっているのもどこかそれっぽい。
冒頭のZUN原作の漫画と後半のアンソロジー漫画作品も掲載されているがいまいち中心とは合わないのでここのコンセプトを合わせたらより一冊の本として良かったと思うと惜しい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年10月30日
- 読了日 : 2012年10月29日
- 本棚登録日 : 2012年10月30日
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