遺伝子だけが全てを決める時代。遺伝子操作によってうまれた適正な人間と、自然分娩によって踏まれた不適正な人間。
ヴィンセントは不適正者だったが、適性者しかできない「宇宙飛行士」になりたかった…。
ヴィンセントはジェロームという超優秀遺伝子を持った適格者の生体IDを用い、ありとあらゆる手段と努力でガタカという会社に潜入する。「ジェローム」として。
以下ネタバレ
あああ、ワクワクドキドキする映画だった。素晴らしいSFムービー。主人公と弟の確執、ジェロームの共犯関係、ジェロームの苦悩と友情、彼女にバレないよう恋愛関係を進めるシーン、上司を殺した犯人は誰なのか…。本当に短いのに見所がありすぎて「名作」って言われてる理由がわかった。そこまでして追いたい夢があるって、すごいよね。素晴らしい。
以下、羅列。
弟には泳ぐ以外の何かはねぇのか?宇宙飛行直前に何してんねん。
家にエレベーターあったほうがいいんじゃねえすかね。
「遺伝子」に縛られて、個人の努力や可能性を否定する社会の中で、ヴィンセントがヴィンセントとして夢を叶えたことに、最後の医者の言葉に、泣いた。シャトルが飛び立つ炎と重なるように、全てを託して感謝して逝ったジェロームに泣いた。弟に足りないのは、覚悟と勇気。夢を叶えるために、運命を信じない勇気。
勇気を与えてくれる、濃いSF映画を見た。
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- 感想投稿日 : 2020年1月6日
- 読了日 : 2020年1月9日
- 本棚登録日 : 2020年1月6日
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コメント 2件
hotaruさんのコメント
2020/01/07
ahiruさんのコメント
2020/01/08