言葉や文章が好きと言いつつも詩に興味を持つことはこれまでほとんどなかった。荒川洋治さんのエッセイが大好きだけど、詩を読んだことはなかった。どうしてか、馴染みある日本語が「詩」となると身構えてしまう。そんな詩との距離感を押し付けがましくなく解きほぐしてくれる、そんな一冊だった。
荒川洋治さんお馴染みの相田みつをを持ち上げる世間への鋭い辛口がここにも出てきて親しみが湧く。
筆者は異なる本のなかで何度も、簡単な言葉へと流れてゆくことや文学が軽視されることへの危機感を書いている。その言葉を読む度に、冷たい現実を突きつけられるようで立ち止まる。果たして世の中はより良くなっているのだろうか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年10月23日
- 読了日 : 2023年10月21日
- 本棚登録日 : 2023年10月23日
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