本当に「ザ・教科書」で、言葉の定義を説明し、学術的に説明し、章末には練習問題があるような本。
直感的に当たり前のようなこともたいそうに説明しているので、本のボリュームに対して満足感は薄いかも。
とはいえこうした本だからこそマネジメント領域を網羅的に洗い出し、どんな名前がつけられて、学術的に今何がわかっているか把握できるため、読んで良かったとは思う。
あとマネジメント研究の歴史を知れるので、各手法を点ではなく線で捉えることができるようになるのも良い点。
というわけで脳内index作って、必要なときに調べられる下地を作る目的で読むのがそさそう。
(ただ検索してもヒットしないワードもちょいちょいあった。翻訳の問題かな?)
本書に書かれていた「今のマネジメント理論はアメリカ人の作ったアメリカ人のためのもの」ってのは心に留めておかないとと感じた。
読書状況:読み終わった
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組織
- 感想投稿日 : 2023年9月1日
- 読了日 : 2023年9月1日
- 本棚登録日 : 2023年9月1日
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