気分はもう戦争 (アクション・コミックス)

  • 双葉社 (1982年1月24日発売)
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本棚登録 : 678
感想 : 52
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20年ぶりに読むと、色々時代も変わったなあ、という感想。<br>この中国寄りのシンパシィ。いまじゃ絶対ありえない。<br>
このころ、ジャパン・アズ・No1で”ハイテク国家”でロン・ヤスだったけど、日米経済摩擦で、やたらとアメリカの陰謀が喧伝され、”アメリカの51番目の州である日本”というフレーズが繰り返されたもんだよ。その後、バブルとその崩壊、失われた10年を経て、いまじゃ"アメリカのポチ”らしいけど、左翼もぜんぜん進歩がないね。<br>
最近は、イスラムも力をつけてきて、俺みたいな一般人にも第3話の背景も理解できるようになった。<br>
<br>
これを読んだとき、俺も就職したらアメリカン・エクスプレスのカードがもてるようになるぞ、と思ったもんだが、バブルの頃には鬱陶しいほどの勧誘で、ガッカリしたんだよな。こんなんじゃ、”アメックスで飲める店には見えなかったぜ”って言えないじゃん、って。<br>
それに、今の俺じゃ、「アーガイルの靴下に黒のウイングチップ。キャメルのブレザー三つボタン上二つがけ」には程遠いよな。もっとも、背広は三つボタンなんだけど、ちょっとファッションの上流が違うよね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Comics
感想投稿日 : 2006年5月29日
読了日 : 2006年5月29日
本棚登録日 : 2006年5月29日

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