内田樹先生と藤田一照老師の対談の中で、行という取り組み方の説明があった。その中で、人間のあらゆる行動は、行となりうるという説明の中で、科学という探究活動も行となり得るという発言があった。
自我を去り、比較や被査定の次元を離れて、未知に向かって道をあゆむこと。歩み方としては、言葉やテクニックから入るのではなく、五感を使って身体的に、呼吸も含めて、師匠を真似て肉薄するという、修行をすること。それにより、調い、人ならざる大悟や強さにつながる。
そんな話があった。
全てが行として実践し調え得るのであれば、人と人の関係や、チームビルディング、商売などの営利活動、ひいては自然と共存する社会のあり方にも、行としての活動の仕方があるのではなかろうか。
行として、
ネイティブ・アメリカンや里山、先住民の自然観、それらを守るセイフガードなどの社会のあり方、
個人として自然と向き合い調和する山伏の生活、禅的自然の生き方、
をもっと深めていきたいとおもう。
この本も、上の様な意識から読みたいと思う。
商人道というところから、
石田梅岩、稲盛和夫、松下幸之助、渋沢栄一。
そして、自然との関係から、修験道などをの経験をしたいものだ。
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- 感想投稿日 : 2024年3月16日
- 本棚登録日 : 2024年3月16日
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