シティ・オブ・ボーンズ (ハヤカワ・ミステリ文庫 コ 9-1)

  • 早川書房 (2005年2月1日発売)
3.78
  • (5)
  • (26)
  • (15)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 195
感想 : 10
4

ボッシュシリーズは順を追って読むのが本筋・・と聞いていたものの、そうそううまくは借りられない(図書の本主義だもので)この作品、「思いがけず、関わらずにもすめた事件」という事もあり、流れに乗ることが出来た。

もともとTVのドラマでボッシュシリーズを読みたくなったこともあり、読みはじめると、直ぐに「あ、あの事件」と思い出せた。シリーズ1、出だしのエピソードだもの。

TVと小説の住み分けは知りつつも、かなり展開の空気が異なっている感あり。
もっともボッシュが抱える心の闇(児童虐待、親の存在、少年時代に受けた社会的な阻害感情)は同列にある。
「天使の住む街」が「骨の街」とあまりにも暗い・・展開は無論、捉えた犯人も、関係者も、飴りがの其処がこういったどす黒さの上にあることがよく見える。
2作目のボッシュ・・実に彼一人の独走、突っ走りでの話だ。キズミン、エドガー、そして情を交わしながらも殉職したジュリアも彼の周りのoneに過ぎない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年11月4日
読了日 : 2021年11月4日
本棚登録日 : 2021年11月4日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする