今回の内容も非常に面白かった。
全体を通じてストーリーがつながっておりその中で小さな事件も解決されていく構成になっている。
そしてやっぱり医療ミステリーとして医療観点で特徴的な性質を持っているからこそできた殺人だった。
ただその殺人者もある意味被害者だと思う。
そんな体質で生まれたいと思ったわけでもないし、そこから親との関わりによって怪物と思ってしまったがための事件なのではないか。
ある意味鷹央先生も怪物だし、その特殊能力を活かせる環境と、まずるさんや、ことり先生のようにその特徴を理解しサポートしてくれる人が周りにいなければ能力を活かす事もできない…
高すぎる能力はある意味生きる上では弊害になる…
ほんとに人間て…どのように親や人に接せられてきたかによって人格形成が大きく変わるなと小説を読みながら感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
知念実希人
- 感想投稿日 : 2022年8月11日
- 読了日 : 2022年8月11日
- 本棚登録日 : 2022年8月11日
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