主人公の男性は妻の死を受けとめるまでここまで時間を要したんだなという印象が強く残った。
身近な人の死を受けとめ受け入れて生きていくということはとても辛く自分の心を消費することであって並大抵のことではない。これでもういいなとかここまできたからなどということではないので本当に人それぞれである。
命がなくなるということは物理的にも人の気持ちにも迷惑がかかる。
本当にその通りだなと思いました。
主人公幸夫は好ましいような性格ではないけれども読めば読むほど人間の陰の部分、負の部分が人間味溢れていて逆に共感できる部分であった。
永い言い訳
身近な存在ほど失ってみないと後悔も感謝も実感できない。
言い訳し続けないように生きていきたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年11月9日
- 読了日 : 2023年11月9日
- 本棚登録日 : 2023年11月6日
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