完訳 7つの習慣 人格主義の回復

  • キングベアー出版 (2013年8月30日発売)
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入社して半年。いろいろん気持ちを抱えながら毎日過ごしている。たくさん勉強し、たくさん本を読み、たくさん運動し、自分を高めている。そこで一度原点に戻り、良書と名高い「7つの習慣」を読み、自分自身を見つめ直すキッカケを作りたいと思い本作を手にとった。

[before]
私自身たくさん本を読み、自分自身への投資を行ってきたが、他者への関心というものが小さい様に思えた。また、自分を律していても自分の方向性が目に見えなくなる時も多い。すなわち、まだまだ、安定した自分を手にいれれておらず、自分も人も幸せにしていないと感じた。

[要約]
個性主義=テクニック、ハック、会話術、スキルなど
人格主義=誠意、忍耐、謙虚、勤勉
人格主義はインサイドアウトの流れであり、うちなる人格を形成してこそ幸せをつかめる(個性主義では一時的な成功は出来るが、永続できない)

冒頭では、よく出てくる「パラダイム」と「原則」についての概念について述べている。パラダイムとはものの見方すなわち、色眼鏡である。人は知らず知らずのうちに自らのパラダイムで世界を見ており、パラダイムをシフトさせることで行動や習慣、考え方を変化させることができる。そして「原則」をパラダイムにすることで有意義な人格を形成できる。

そこで原則を基礎としている7つの習慣を身につけることで、正しいパラダイムを導きより良い人格を形成できる。そして成長の螺旋を登ることができる。
以下に7つの習慣を要約する

・私的成功
1.主体的である:刺激に対しての反応を自分で選択する。影響の輪(自分関与できる問題について考える)
2.終わりを思い描くことから始める:個人のミッションステートメント(目的、ゴール、なりたい姿、中心)を設定する。
3.最優先事項を優先する:自分のミッションステートメントを満たす様、時間を管理する(優先事項を選択する)

・公的成功
4.Win-Winを考える:勇気と思いやりを持ってお互いのためになる解決策を模索する
5.まず理解に徹し、そして理解される:相手を理解し、共感する。それが相互理解につながる
6.シナジーを創り出す:相互理解とゴールが決まれば、互いに尊重し協働することで新たな価値を生み出す

7.刃を研ぐ:自己研鑽に徹する。読書、運動、勉強などを継続し、自分自身に磨きをかけることで、他6つの習慣の礎となる

[after]
読んだ後自信と勇気が漲った。自分に磨きを変えることが間違ってなく、自分に足りていない公的成功について着手しなければならないと感じた。引き続き、自己研鑽を続け、且つ他者を理解し共感し、シナジーを生み出せる様尽力したい。
本書は世界共通で売れているだけあり、ある種の共通言語であると感じた。自分だけでなく、友人、家族にも薦め、ともに成長して行きたいと思えた。
文句なしの星5。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自己啓発
感想投稿日 : 2020年10月9日
読了日 : 2020年10月9日
本棚登録日 : 2020年9月19日

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