「探索」と「深化」を両立させることを両利きと表現し、破壊的イノベーションの脅威に対抗するためには成熟事業と振興事業の両方での戦い方を見極めることが必要だとして、多くの事例や組織構成の重要性が詳しく書かれている。
28の世界的な企業について両利きの経営がどのように成功したか/失敗したかが書かれていて、情報量も多く、このテーマについて実感を持って読み進めるのに十分な内容となっている。
企業の中で日常的に触れている事業内容を超えて、長期的な大企業の存続という観点を持つきっかけとなるとてもいい本だった。「イノベーションのジレンマ」も読んでおきたい。
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- 感想投稿日 : 2023年1月15日
- 読了日 : 2023年1月15日
- 本棚登録日 : 2023年1月11日
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