収めてあるエッセイの中に「前シャツイン」と「抜き襟」の流行に物申す文があった
全く同感!
シャツをグイと後ろに引き下げ、背中の開きを大きめにする着方。それだけだと首が苦しいから、襟も第二ボタンかそれ以上はだけて、Vライン
秋になって、寒くなってくると抜き襟は一段落したが、しぶとく残っているのはドロップショルダーとボリューム袖
あのボリューム袖で事務をとったら、デスクの上のいろんなものに当たって邪魔、食事の時には箸置きや醤油差しを払って落としそう・・・.
コートを着る時に袖が入らないのでは? 入ったとしても袖をつぶしてしまう云々と
おばちゃんの小言が続く
岸本さんよりももっとおばちゃんの私は、同感、同感!
と拍手を送ってしまった
巻末の岸本葉子好評既刊 『エッセイの書き方読んでもらえる文章のコツ』という本の紹介欄に起承転結の転に機転を利かし、自分の「えっー」を読み手の「へえー」に換える極意とは?と書いてあった
そうか、私が気楽に楽しく読んでいるのは、そんな極意で持って書かれているからなのかと変に納得してしまった
エッセイなんて自分のことを好き勝手に書いているだけなのかと思っていた
失礼しました
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年12月26日
- 読了日 : 2021年12月26日
- 本棚登録日 : 2021年12月26日
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