三国志 12 (潮漫画文庫)

著者 :
  • 潮出版社 (1998年9月22日発売)
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本棚登録 : 284
感想 : 20
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曹操の勢いは止まることを知らない

今回の見所は、前半の趙雲が一人で何万人もの曹操軍を相手にしながら劉備の妻と子供を探し、劉備の元へ連れて帰ってくるところだ
残念ながら劉備の妻は傷つき、自分がいては足手まといになるとる自ら井戸に飛び込み命をたつのだが・・・

無事我が子と対面した劉備は喜び感謝しながらも、この子のために大切な部下を死に追いやるところだったと、
我が子を遠ざけてしまう

後半の見所は何といっても、孔明が単身呉に乗り込んで
呉の戦争回避の空気が高まっていた孫権や重臣、水軍の総大将周瑜との舌戦だ

人間の性格と心理を巧みに読み取り、曹操軍との戦に誘導する

次第に孔明が提唱する大陸を三国に分けるという動きに世の中が移行しているように思う

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年5月13日
読了日 : 2022年5月13日
本棚登録日 : 2022年5月12日

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