他愛もないひとつの出来事が、99通りものヴァリエーションによって変幻自在に書き分けられてゆく。20世紀フランス文学の急進的な革命を率いたクノーによる究極の言語遊戯が遂に完全翻訳された。前人未到のことば遊び。
出典:Amazonより
静かにニヤリとする感じ.
後ろ3分の1は訳者あとがき.
ある場面がこんなにもバラエティに富んだ表現に生まれ変わるとは、侮ってはいけない、ことば・認識.作ろうと思えばもっとたくさんの文章を創ることができるだろう.例えば「子どもの視点」とか「猫の視点」とか.原本はもちろんすばらしいのだろうが、訳は秀逸.訳本なのに、「いんちき関西弁」なんて!
読書状況:読み終わった
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書籍
- 感想投稿日 : 2012年9月5日
- 読了日 : 2012年9月5日
- 本棚登録日 : 2012年8月12日
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