虫とけものと家族たち (中公文庫 タ 8-1)

  • 中央公論新社 (2014年6月21日発売)
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本棚登録 : 378
感想 : 31
5

ギリシャと動物が好きになる本。
虫はどちらかというと苦手だけど、動物好きの作者の書いた描写のお陰で色々な虫や鳥のことを検索しながら読んだ。
訳者あとがきに「幸福の典型的な例を書いた本」とあるけど、その通りだった。
10歳のときにこんな環境で育った作者がとても羨ましい。セメントで庭に池を作って亀を飼ったり、囚人からカモメをもらったり…家族や友人たちとのやり取りも最高だった。特にセオドアと出会ってから毎週木曜のお茶会までの流れは素敵だった。
続編も読みたいし、またギリシャに行きたいなー。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年6月28日
読了日 : 2020年6月28日
本棚登録日 : 2020年6月28日

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