家事労働ハラスメント――生きづらさの根にあるもの (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店 (2013年10月19日発売)
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内容に興味はあったものの、文書が読みづらい。
岩波新書なので仕方ないかもしれないが、かたい。
実際の体験談やインタビューも度々はいるが、どうもテンポが崩れて読みづらい。

以下メモ--->

避難所でも家事労働は女性の仕事にされた
復興支援の就職口も肉体労働ばかりで女性の就職の壁になった

貧困3つの理由
①男女雇用機会均等法
男性と同じ労働を求められる
「総合職」「一般職」が生まれる
②労働者派遣法の制定
③第3号被保険者制度「主婦年金」
年収を130万円に抑える

何故女の子はピンクで、男の子はブルーなんでしょうか
うちのなかで家事をしても誰もほめてくれない。外に行ったらゴミ箱を片付けただけでお礼を言われて、お金までもらえた。

カネの若者離れ
欲望のダウンサイジング

専業主婦回帰の罠
貧困主婦
⇒保育を頼むほど賃金が期待できない(低賃金
⇒家事労働を外部に出すコストの方が高い

家庭内の就業者
妻の賃金は自営業主と一緒で経費にならない
という原則があり、自営妻の賃金は認めれつつも税務署長の裁量次第

ニート支援の対象
若い女性の「家事手伝い」を対象にするか



ブラック化するケア労働
・家事(無償)のイメージが強い 最低賃金だけが歯止め
・「労働者」としてではなく「嫁労働」の延長として見られる
女性風俗問題
若者の供給は減らないので強気
指名が少ないと賃金以上の罰金を取る

オランダ
かつて「専業主婦大国」だった
保育所が圧倒的に足りないので、働き手が合わせる。
同じ労働なら正社員でもパートでも賃金は同じ
労働日数なども柔軟


スウェーデン フルタイム復帰 1+1=2
オランダ 女性のパート率60%
→0.75+0.75=1.5を目指す

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 生活
感想投稿日 : 2014年2月17日
読了日 : 2014年2月16日
本棚登録日 : 2014年1月28日

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