99・9%が誤用の抗生物質 医者も知らないホントの話 (光文社新書)

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  • 光文社 (2013年8月9日発売)
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日本の抗生物質は「効かなくてもいいから副作用だけは起こすな」という考えで少量でバンバン処方して、バンバン耐性菌を作っている。
かぜと抗生物質が必要な肺炎などの境目はグレーで、グレーであれば「待てる状態」なので、抗生物質は処方しない。
抗生物質は命にかかわる感染症に、点滴で大量投与する大事な切り札。少量投与は耐性菌を生み出し切り札を使えなくしている。

歯科・皮膚科で出る抗生物質の多くも誤用。
とびひは抗生物質を処方しなくても殆どが治る。

各専門医は感染症をやっつけ仕事で対応されているが、感染症のプロに任せた方がいい。楽。

検査・薬を足していく「足し算の医療」から卒業すべし。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 医療・健康
感想投稿日 : 2014年7月29日
読了日 : 2014年6月15日
本棚登録日 : 2014年6月23日

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