ちくま日本文学028 梶井基次郎 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房 (2008年11月10日発売)
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本棚登録 : 228
感想 : 24
5

言葉にできないようなかすかな感情・感覚を見事に表現しててすごいと思った。
好きな話とポイントは
・檸檬
 →かすかな感情の表現が素晴らしい。
・栗鼠は籠にはいっている
 →ユーモアの表現がツボ。
・闇の絵巻
 →闇を生き物のように感じた
・母親
 →”しずしず”が好き
・泥濘
 →影が自分という感覚の表現が秀逸
・ある心の風景
 →見ることについての考察が好き
・蒼穹
 →虚無と自分との境目がわからなくなっていく表現が秀逸
・筧の話
 →どこかの森の中に自分の意識が吸い込まれていく

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2019年4月7日
読了日 : 2019年4月7日
本棚登録日 : 2019年4月7日

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