・被服代が1年間に3万円ってこと。
・ランドセル代は行政からでるから、匿名でプレゼントされても困ること。
・18歳(もしくは15歳)で独り立ちしたら、身近に助けてくれる人がいないこと。
・行政は選挙権がない場所になかなか予算を割いてくれないこと。
児童養護施設のこどもたちについて知らないことたくさん。
私たちがこの施設に関する話題を知るのは、何か話題となるような出来事が起きた時のテレビやネットニュースや、あとはドラマだと思う。だいたい『かわいそう』な話題。
何も起きない時はなかなか知るきっかけがない。
『施設の子をかわいそうだと思わないでほしい』っていう子の声はぎゅっと心をつかまれる。
そこで『何も起きてない日』もたくさんあるのに、『なにか起きた時』のニュースが私たちの先入観ってなかなか崩すことができない。
小説って、すごいよね。
作家さんがたくさん取材をして、その世界の事を教えてくれる。
そして先入観を少し、崩してくれる。
ラストのお手紙のくだりは、ノンフィクションみたいですね。
思い切って声をあげることで、こうしてたくさんの人に思いが伝わるんだよね。
久しぶりに有川浩さん読んだけど、どんな世界も親しみやすく見せてくれて、恋模様が差し込まれてて、安定のストーリーでした。
ちょっとね。
慎平ちゃんがイマイチ苦手で★はみっつにしちゃいました。笑
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年7月31日
- 読了日 : 2022年7月31日
- 本棚登録日 : 2022年7月31日
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