独ソ戦 絶滅戦争の惨禍 (岩波新書)

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  • 岩波書店 (2019年7月19日発売)
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感想 : 52
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2019/07/26独ソ戦争面白い!
ドイツが国内経済が破綻して海外から物資と労働力の「収奪」を必要とした
日本と全く同じ構造に驚いた!
こういうマクロの戦略的な分析が日本史にも欲しい
だがそもそもヒトラーに匹敵して構想を持った人が居なかった
ヒトラーと東條英機の違い!

019/08/14「独ソ戦」勉強になった!
ドイツと日本の状況は似ている
1936年外貨の急減  財政の逼迫  原材料の払底は対外進出を不可避とした

国家を豊かにするために、
植民地 労働力と資源を求めて拡大戦略
ソ連を攻めたのは中国を攻めたのに似て泥沼化  戦略目的もバラバラ
ただし絶滅戦争という燭滅する信念は「犠牲者の数を一桁多く」し、悲惨な戦争をもたらした

「ソ連侵攻の短期決戦構想」は挫折
出口なき長期戦を強いることになった  
日本の対中・対米戦争と同じ
今また、アベノミクスで同じ過ちを犯し、
国家崩壊の危機にある

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年5月9日
読了日 : 2021年5月9日
本棚登録日 : 2021年5月9日

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