不思議の森の裁判

著者 :
  • 河出書房新社 (1996年3月1日発売)
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本棚登録 : 16
感想 : 3

言語を駆使して幻語を読み解く暗号物語。
“A grin without a cat”は見張っていないとすぐに見失うし,トランプのスートとナンバーはバラバラ。彼女は本当にアリスなの,結局何の裁判なのと疑問に思ったら,メリーゴーラウンドに乗ってもうひと回り。答えのない問いは“Why is a raven like a writing desk?”それみたいにわからないままにしてもいいけど,ここではもたもた考えていると“Off with her head!”と怒声が飛んできそう。
ねぇアリス,今どこにいるの?
《2014.05.24》

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本・児童書
感想投稿日 : 2015年11月27日
読了日 : 2014年5月24日
本棚登録日 : 2015年11月27日

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