ピークを過ぎたハリウッド俳優ボブ・ハリスはウィスキーのCM出演のため来日しパークハイアット東京に滞在していた。大学を卒業したばかりの若妻シャーロットはカメラマンの夫の仕事について来日したが、仕事に忙しい夫にかまってもらえず、東京の街を虚しく散策していた。
ホテルのバーで知り合った2人は親しくなり、シャーロットの東京の友人”チャーリー”とその仲間のパーティに行き、楽しい東京の一夜を過ごす。シャーロットは京都へ一人旅行に行き、ボブはテレビ番組に出演。ほのかな友情が2人の間に芽生えたが、ボブは仕事を終えアメリカに帰国する。
ソフィア・コッポラが、自身が日本に滞在した経験を元に、言葉によるコミュニケーションによって失われるものを描着出す。撮影当時17歳のスカーレット・ヨハンソンの美しさ、大人っぽさ、色気にびっくり。漠然とした不安を抱える若妻を好演。それを優しく受け止める疲れた中年男性のビル・マーレイも素敵。年齢も性別も超えた友情に胸を打たれる。
渋谷の雑踏、電車でエロ漫画を読む男性、パークハイアット東京の窓からの景色、京都の寺院、マシューのベストヒットTVなど、懐かしくて大好きな東京がたくさんでてくるのが嬉しい。そこに+★ひとつ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2022年8月7日
- 読了日 : 2022年8月3日
- 本棚登録日 : 2022年8月3日
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