古文書返却の旅: 戦後史学史の一齣 (中公新書 1503)

著者 :
  • 中央公論新社 (1999年10月22日発売)
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このような本を出されていることからも、筆者はじめ古文書返却に携わった方々が、貴重な資料を借りっぱなしのまま放っておいたことを深く反省されている様子は伝わってくるが、あまりの管理のずさんさに正直びっくりした。返却に行った先では持ち主の方々はみなさん快く迎えてくださったようだが、返却を待ちながら亡くなった人々は一体どんな気持ちだったろうと胸が痛くなる。様々な研究がこれらの古文書をもとに大きく進んだことは間違いないが、資料としてだけではなく祖先から受け継がれた物としての大切さを理解して取り扱わねばなと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2022年5月5日
読了日 : 2021年1月29日
本棚登録日 : 2022年5月5日

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