つい最近まで知りませんでしたが、この巻で最終巻なんですね…。
始まった当初に比べると、6巻辺りからなんだか駆け足になっているような気がしなくもないです。
特にひまわりの恋愛については。
藤本先生の作品は、登場人物の恋愛をもっと細かく繊細に綴るイメージがあったので、西山くんとの関係しかり、てっちゃんとの関係しかり、なんか知らない間に踏ん切りつけて知らない間にまとまった感じ。『いや、知らない間にって…』と思うかもしれないけど、前作のきらめき銀河商店街を読んでいるだけに余計駆け足感を感じてしまうんですよねぇ~…。
でも、その反面、家族間での問題を描くのはやっぱりうまいなぁと。梅太の抱える悩みや、ひまわりの進路について。おじいちゃんの言った一言が正論すぎて胸をつかまれた。
最後は結局、桜と静香ちゃんに全部もってかれちゃった感じだけど、それもなんか花寺家らしくドタバタしてていいのかも。まぁ、欲を言うならひまわりとてっちゃんの恋の行方をもっと見てみたかったなぁ…。最後のおまけじゃ足りない…。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
少女:花とゆめ
- 感想投稿日 : 2014年10月25日
- 読了日 : 2014年10月25日
- 本棚登録日 : 2014年10月25日
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