論語は堅苦しい道徳の書と思われているがそれは後世の経学儒教の解釈であって孔子の時代の原儒教はそうではない、という主題。わかりやすい説明ですごく納得できた。呉さんさすがだ。孔子や弟子たちの人柄も良くわかった。知的な子貢が好き。論語で気に入った句は、
「郷原は徳の賊なり」
「中行を得てこれに与せずんば、必ずや狂狷か」
「駟も舌に及ばず」
「直を以て怨みに報い、徳を以て徳に報ゆ」
でもなぜ書名が「現代人の~」なんだろ、内容と合っていない。
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- 感想投稿日 : 2015年12月27日
- 読了日 : 2015年12月27日
- 本棚登録日 : 2015年12月12日
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