まるで棘のある花にそっと触れるように読んだ。
謎めいていて浮遊感のある美しい物語だった。
"だってナディアが鏡を覗きこんでいるとき、ナディアの眼に映るものを、あたしは見ていないもん。あたしは、自分の友だちの、だれか別のナディアを見ているんだよ。わかった?"
"ティンクがもっと自分のことを好きになれるように、なにかわたしたちにできればいいのにね。"
大好きな台詞。
10代の頃にこんな言葉を友だちにかけてもらえたならほんの少し自分のことを認めてあげることができたかもしれない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年8月26日
- 読了日 : 2018年4月4日
- 本棚登録日 : 2018年4月4日
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