うーん、いいんだけどミステリじゃないよなあと。<BR>いえ、ストーリー的にはすごく好みですが、魔術を利用したミステリではなく魔術に関するミステリみたいな。<BR>被害者や推理は意外性があってめちゃくちゃ良いです。<BR>ただ、この作品の長所であるミステリと魔術の融合が上手くいかされていない気がします。<BR>どちらもでしゃばりすぎないのですが、そのせいかせっかくの話なのにいまいち推理が盛り上がらなくて、何だか小骨がつっかかったような印象を受けました。<BR>緊迫感が今一伝わってこなかったというのも惜しい!<BR>物語りも大詰めということで、最後まで付き合うつもりです。<BR>だからどうか、納得のいくラストを迎えさせてください。<BR>どんな終りになるのか、まだ全くといっていいほど予想ができませんが、きっとギミックを使ってくれると信じています。<BR>とにもかくにもラストまで突っ走って欲しいです。
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カテゴリ:
電撃文庫
- 感想投稿日 : 2006年8月12日
- 本棚登録日 : 2006年8月12日
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