スタンウェイのピアノが運ばれているのを見たことがある。
知る人には分かる、端正で洗練された、あの美しいロゴマークの描かれた大型のトラックがホールの通用口に横付けされ、巨大なコンサートグランドが2台、縦型に収まっているのを見て、すべてのホールがスタンウェイを所有しているわけではなく、こうして運ばれているということ知った。
それはさておき、スタンウェイ万歳の調律師さんの自己顕示欲満載の本。プロ意識を持った仕事は本来素晴らしいものであるはずなのに、残念ながら鼻につくような内容であるのは、まるで日経新聞裏の「私の履歴書」みたいな感じ。自分の仕事に誇りを持つのはよいけれども、そうじゃない側のひとびとを貶すような書き方はいただけない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
新書
- 感想投稿日 : 2011年1月2日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2010年12月15日
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