夫婦の根本的なところに問題があるのだけど、若者の話で散漫になってしまいなにか物足りないまま終了したようだった。しかし、後書きに訳者が「クコツキイ家の人々」にしようとして断られたとあったのが興味深い。トルストイがちらちら出てくる。「幸福な家庭は似ているが不幸な家庭はそれぞれ違っている」という名言を思い浮かべながら読んだ。ゆえに症例(ケース)というタイトルにしたのかななど深読みできたり、ありきたりの年代記とは違う読後感だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年11月5日
- 読了日 : 2013年11月5日
- 本棚登録日 : 2013年11月5日
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