ウナギの卵発見譚。
ウナギの生態には謎が多く、「ウナギは何を目印に産卵場所に集まるのか?」「親ウナギの回遊ルートはどこか?」「なぜウナギは大回遊するのか?」といった当然の疑問は未だ解決の目を見ておらず、2009年にようやく天然の卵が発見された。アリストテレスが「ウナギは泥から生まれる」と言ってから2000年以上を経ての快挙だ。何故こんなにも長い間ウナギの天然卵は発見されなかったのか。本書には発見に至る確かな足跡がある。
『発見譚』以外の要素は薄めではあるが、これなくしてウナギは語れない、抑えておくべき一冊。
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- 感想投稿日 : 2012年12月25日
- 読了日 : 2012年12月25日
- 本棚登録日 : 2012年12月25日
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