第1作の『ユダヤ人大富豪の教え』よりもこちらの本の方が気に入った。その主要な理由は、『ユダヤ人大富豪の教え』で説かれている内容は自分が今まで気付いたことが既に多く書かれていて、知っていることが多かったのに比べ、こちらの『スイス人銀行家の教え』は未だ気付いていない内容や知らなかったことがより多く書かれていたから。
こちらの『スイス人銀行家の教え』には金銭教育に関するストーリー以外にも、主人公の恋愛話が絡めて書かれてあり、そこにはあまり必要性や重要性が感じられなかったので余計なロマンスのお話は必要ないなぁと感じてしまった。
それにしても、この著者の本田健さんという方の正体が謎なのは前作を読んだ時から変わらない気持ち。おそらく本名ではないし、会社を経営されているそうだが、こんなに著作がベストセラーになっているのに御自分の会社名を出さずに宣伝をしていないのも不思議。
物語の中で、地元の新聞に掲載された、というエピソードも出ているが、その話が本当なら過去の新聞記事から割り出せそうなお話なのに、もしやこれは全くのフィクションなのだろうか、とふと思ってしまうこともある。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
富裕層研究
- 感想投稿日 : 2010年10月11日
- 読了日 : 2010年10月11日
- 本棚登録日 : 2010年10月11日
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