六蓮国物語 翠竜と赤の天女(下) (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店 (2013年4月27日発売)
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感想 : 13
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崇怜が皇位纂奪、さらには結蓮が次代の六蓮天女に選ばれ、大混乱に陥る煌国。琮成が人質に取られ、崇怜との結婚を了承した結蓮。そのうえ季隆が自分を助けに向かい、投獄されてしまう!季隆の身を案じる結蓮は、危険を顧みず牢へ忍び込み、二人は束の間の逢瀬を果たす。凶悪な龍神の力を発揮させた崇怜を、息の合った戦いで追い詰める結蓮と季隆。しかし瀕死の崇怜に結蓮は術をかけられ、人の立ち入る事が許されぬ龍宮へ強制的に帰されてしまう。季隆は結蓮を追いかけ、龍宮にむかうのだが・・・!?

結蓮が眷属のもとへ戻ってしまったときはいったいどうするのかと思いましたが、まあ季隆なら追っかけていくよね、安心しました。最後まで天女になるのかどうか微妙だなと踏んでたんですが、予想外の展開で上手くまとめたなあという印象です。主役カップルキャラは良かったし勢いもありましたが、ただやはり6巻だけじゃ収まりきらないスケールだった気はする。物足りないというか、翡翠丸や華瑛など脇役にもじっくりスポット当てて欲しかった。あっさり終わっちゃったので外伝とかでもいい。まあでも結蓮と季隆がようやく普通のカップルらしくなったし、ちょっと飛んでるとこも含めて面白かったです。あとは全力で身代わりシリーズ待ってる!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国内小説
感想投稿日 : 2013年6月26日
読了日 : 2013年6月26日
本棚登録日 : 2013年6月26日

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