映画がとても良かったので原作が気になり、調べてみると訳者が金原瑞人氏であるとわかって、これはもう買わない理由がなかった。
部分部分で映画とは異なるところも少しあったが、概ね映画で見た通りで、ジョルジュ・メリエスがかつて観客に夢を与えたように、この本も映画も、ものづくりとしてのエンターテイメント精神に溢れている。
イラストが多数挿入されていてまるで絵本のようでもあり、また一枚一枚のページを黒い線が縁取っているところやラストに向かう数枚のページは、ジョルジュ・メリエスへのオマージュとしての映画的表現を多分に感じる。装丁が素敵なのも良い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年3月29日
- 読了日 : 2019年3月27日
- 本棚登録日 : 2019年3月27日
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